【荳ふく日記】植物救出作戦|復活の兆しの根腐れフィカス・ティネケ。空き瓶で半水耕栽培

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こんにちは、荳ふくろうです。

先週まで熱中症予備軍だったのに、数日前から急に秋めいてきました。

てっきり10月まで夏日が続くと思っていたので、過ごしやすい気候に安心しつつも、植替えが終わっていない観葉植物植物があり焦ってもいます。

その一つが、6月頃にお花屋さんで根腐れの状態で販売されているのを見つけ、救出してきたフィカス・ティネケ

▲2025年6月、救出直後のフィカス・ティネケの様子

根が回復するまで水差しで管理していたものの「発根しては腐る」を繰り返していて、8月になっても安定せずにいました。

▼過去記事

お花屋さんで根腐れしてたフィカス・ティネケ

2025.6.27(荳ふく日記)


そして現在、2025年9月の様子。

復活してきています!

水差しが上手くいかず、思い切ってハイドロボールに切り替えたら根が増えてきました。

2ヶ月間水差ししていたときは発根しても定着しなかったんです。

先日までブログで綴ってきたスパティフィラムに続きこちらも母に渡すことになっているのですが、あの状態では渡す以前の問題でした。

9月中に鉢増し予定ではありますが、8月に植え替えたときの様子と、9月現在の様子を記録していきます。

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■2025年8月14日時点の株の様子(家に来て2ヶ月目)


8月時点、水差ししていた頃の株の様子です。
枯れてはいませんが、特に成長は見られません。


葉は水分蒸発を防ぐために、救出してきたあと(2025年6月)に何枚か取りました。
根も出ていますが、順調とはほど遠いです。


発根してはカビたり腐ったりを繰り返し、先行きが不安な状態です。

あまり水替えしないほうが発根するらしいのですが、半日置くとカビが生えてきます。
カビの発生速度が異常なのは、元々お花屋さんで根腐れ状態で販売されていて弱っていたことが要因な気がします。
ダイソーで根腐れから救出したアグラオネマも同じようにカビとの戦いでした。

▼過去記事

ダイソー観葉植物|売り場から救出。根腐れのアグラオネマを復活させたい

2025.6.26(荳ふく日記)

※このアグラオネマも現在は復活してます。その後の様子は、また時間がある時に綴ります。


健康な枝からとった挿し穂の場合は、マメに水さえ替えていればここまでカビることは少ないです。
結果、毎日水換えやこまめな水換え、頻繁なアルコール消毒が必要になり、余計に根が安定しません。

あと、根元を切ることを躊躇ったことも原因な気がします。
こちらメリクロンか実生苗っぽいんです。
切ったあとがなく、根元が少し膨らんでいて主根が出ていました。ゴムの木類のメリクロンや実生は将来的には根元が膨らみ、より個性的な株に育ちます。

▲我が家にある別種のフィカス(恐らくメリクロン苗)。根元がぷっくりしている

こんな風に根元を少し太らせたいがために、バッサリ根元は切りませんでした。
切っちゃうと普通の挿し穂と同じで太りづらくなるからです。
反省点がありありですね。

置き場も、
来た直後は、直射日光が当たらないように、風が通りお昼にかなり緩く弱い光が入る場所に置いていましたが、途中から根が出なくなってしまいカビだけが発生。
一か八かで日が当たる場所に置くと、根が頻繁に出てはくるものの、やはりカビが発生。

可能な限り工夫はしましたが、水差し栽培での復活に限界を感じました。

ですが、このままだと株が力尽きるか、もし秋まで生きられたとしても冬越しは絶望的です。

ティネケが頑張っていることは伝わってくるので、なんとか発根させ安定させて、株が踏ん張ることができる最低ラインの体力まで持っていきたいと思っていました。


■処置

まだ体力が残っているので、栽培方法を水差しからネット状になった鉢と空き瓶を使った半水耕栽培に移行し療養することにしました。


半水耕栽培に移行する理由は、
"根は腐るものの、腐るスピードと同じ速度で新しい根を生やしている"
→根に空気が触れるようにすれば、腐りづらいのでは?
→土に近い環境にしたほうが、根を生やしやすいのでは?

と思ったからです。

なので、空気が通るように栽培します。

【使ったもの】


外鉢:ジャムの空き瓶
内鉢:プラポット
用土:洗ったハイドロボール

外鉢と内鉢は重ねて使います。
水を入れれば半水耕栽培鉢として使えます。

内鉢には網状なので、一般的なハイドロボール栽培とは違い、空気が通ります。
(穴のない容器に植える一般的なハイドロボール栽培は、根に空気を通すのが難しい)

瓶などの詳細は、はじめはジャムメーカーなどもこの記事に書いてたのですが文章が全体長くなってしまい、泣く泣く省くことにしました。(プラポットが前より手に入りづらくなったのもあります…)

また時間がある時に別記事で紹介できたらと思います。
といっても、写真だけとって綴れていない植物記録がかなり溜まってて(10記事分ぐらいある…)、だいぶ先にはなると思います。

【植え付け】

1.株洗浄と根の整理

水から出し、洗浄と根の整理をします。


あまり良い状態ではありませんね…。
元々はメリクロン等の特徴の主根などがありましたが、現在は挿し穂状態です(;;)

主根は水差し期間にカビてしまい、傷んだ箇所を何度もカットしたから仕方ないです。
もうメリクロン苗の原型もないし、ここまで来たら諦めて一気に切ってしまったほうが良いと思います…。

が、傷んだ細い根だけ取りました。


ほぼそのままです。
確実に間違った方法です…。

傷んだ場所は写真みたいに残すより、根腐れを防ぐためには完全取りきったほうが良いのは分かってるんです!でもでも…(;;)
(写真の状態だと下3分の1は取り除いたほうがよい気がします)

傷んだ部分を残したまま植え付ける人はいないと思いますが、くれぐれも真似しないように…

なお、このブログ全体に言えることですが、素人の単なる栽培記録で間違った栽培情報もあります。
参考にする際は自己責任でお願いします。

2.ハイドロボールで植え付け

内鉢に洗ったハイドロボールと苗を植え付けます。


簡単そうに見えますが、全体的に傷んでいる苗なので慎重に行いました。


■水管理

新しく発根するまで→水量は内鉢の半分が浸かる量
発根後→水量は内鉢の3分の1が浸かる量

で、管理しようと思っています。


通常ハイドロボールの水量は、メーカーや園芸店でまちまちですが、3分の1〜5分の1の間を推奨しているパターンが多い気がします。
それに習い、荳ふくろうの家の半水耕栽培では小さい容器は3分の1、大きな容器は4分の1が多いです。

ただ、今回は"水差し栽培で育った苗"ということを念頭に置き、今回は内鉢の半分まで水を入れます。

苗が根腐れしやすい状況ではあるので、発根が見られるまでは毎日水交換をします。
安定したら週1〜2回水替えをします。



■2025年9月22日の様子(家に来て3ヶ月目)


ハイドロボールでの療養作戦は順調です。
新しい葉が開きました!
お家に来て初めての葉っぱ。感無量です。


根も沢山出ています。


発根は植え付け2日目から見られ、そこからグングン根を出していました。
こんなことなら、もっと早くに植え付ければよかったと思ったほどです。

脱走根なので切ったほうがよい気もするのですが、9月中に一回り大きな鉢に植え替える予定なので、残しています。
やはり根に空気が入るので、根が痛みづらいみたいです。

鉢増しするので、メネデールも追加しました。



今までは使っていなかったのですが、実家用の株や寒さに弱い水栽培株を9月中に植え替える必要があって投与を始めました。
あと、冬に備えての体力作りもあります。
効果は、ある植物とない植物がありますね。このティネケには、あまり効果を感じませんでした。
葉水に活力剤を混ぜて散布のほうが、この子には効き目があった気がします。

ともあれ、お花屋さんで絶望的な状況から復活の兆しが見えたフィカス・ティネケ


実家に旅立つまでの間、スクスク育つようにお世話していきたいと思います。

植え替えが終わり時間ができたら、また様子を綴っていきます。
でも、植え替えしなきゃならない株が沢山…
記録って地味に手間がかかるから、記事にできるかな…。まずは植え替え頑張ろう。


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▼今回ご紹介した苗より大きめですが、ティネケは葉のサイズがあるので、ある程度サイズがある株の方が見栄えします。


■活力剤