【荳ふく日記】ダイソー観葉植物|スパティフィラムを半水耕栽培で育てる
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先日ダイソーの観葉植物「スパティフィラム」をお迎えしました。
秋頃には実家に旅立つ予定ですが、せっかくなので記録します。
このブログは「荳ふくろうの育成記録」であり、専門的な情報ではありません。個人の実験的な栽培なので、育成に失敗することもあります。
あくまで読みものとして楽しんでいただけたら嬉しいです。
初心者向けで耐陰性があり、うまく育てば花が咲く植物…
スパティフィラムに興味を持ったのは、
「不器用な実家の母でも育てられそうな植物」
という理由からです。
以前のブログでも書いた通り、母は植物を育てるのが得意ではありません。
過去に初心者向けとされるポトスやモンステラ、他にもシンゴニウム、テーブルヤシ、ミリオンバンブー、それ以外にも色々…数々の植物を枯らしてきました。
▼過去記事
その都度に落ち込む母を見て、なんとか成功させてあげたいと思っていました。
観葉植物は母にとって人生で初めてできた趣味だからです。
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▲母が枯らした親株から取っていた保険株用の挿し穂のヒメモンステラとポトス。荳ふくろうの家では育っている。 |
毎度電話で母の嘆きを聞かされ笑、何か母に合いそうな植物はないかと調べている時に興味を持ったのがスパティフィラムでした。
水が好きで「他より根腐れしづらい」と読んだからです。(ネット情報なので、信憑性には欠けますが…)
母は水やりの量は守っていますが、それでもいくつかは「根腐れ」で枯れたと推理しています。
植物の亡骸を見たわけではないので予想ではあるものの、水量を守っていても環境によっては根腐れが起きてしまうことがあります。
ほかにも「ある程度うちで育てて安定している状態のものを迎え入れる」ことで、枯れずに育つのではと考えました。
今実家で生き残る植物は「元々荳ふくろうが育てていたものか、選んだもの」で占められています。その中で枯れた植物もありますが、大抵実家で植え替えるなど環境が変わったタイミングで枯れています。
今までの様子から植え付けから母がするのは、もう少しコツを掴んでからのほうが良い気がするんですよね…。
ちなみに水耕栽培にこだわる理由は、母も自分も「虫が嫌いだから」です。
自分もスパティフィラムを育てるのは初めてですが、我が家はサトイモ科が枯れずに育っているので挑戦です。
■スパティフィラムの基本情報
スパティフィラムについて調べてみました。
ネットにある情報をまとめただけなので、やや正確性に乏しいかもしれません。
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引用:みんなの趣味の園芸 |
「スパティフィラム」
学名:Spathiphyllum
科名:サトイモ科
属名:ササウチワ属(スパティフィラム属)
原産地:中央アメリカ、南アメリカ、東南アジアなど
花言葉:「上品な淑女」「清らかな心」
熱帯域の森林の湿地に自生する植物です。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、本来の花はひも状の部分(肉穂花序:にくすいかじょ)に集まって小さく咲き目立ちません。条件がよければ年中開花します。
日本には自生していませんが、仲間にサトイモ科「水芭蕉」があります。尾瀬などに咲く白くて趣ある清楚なあのお花です!(感覚的過ぎる説明ですみません)
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【一般的な育て方】
・日当たり
直射日光はNG!葉焼けを防ぐため、レースカーテン越しの光や明るい日陰が最適。
ただし、光量が不足すると葉色が悪くなり、暗いと花芽もつきづらくなるため、適度に日当たりを確保するのが重要。
・水管理
水を好む植物で、
- 夏〜秋の暖かい季節→用土が乾き切る前に水やり
- 冬〜春の寒い季節→用土が乾いてから水やり
水不足になると葉が下がりグッタリするので、日々よく観察する。
霧吹きで葉水をこまめにすると葉の艶が保ちやすい。
・寒さ対策
10℃以下になると弱るため、冬場は室内管理が必須。
窓際は冷えやすいため、冷気を避ける工夫が必要。
冬は水やりを控えめにしつつ、乾燥を防ぐため適度な加湿を意識する。
■今回の苗のご紹介
ダイソー「3号スパティフィラム」
価格:300円(税込330円)
購入日:2025年6月2日
植え付け日:2025年6月3日
品種は不明ですが、葉のサイズから一般流通の多い『メリー』な気がします。(ダイソーでは2品種取り扱いがあるらしい)
株の状態は「可もなく不可もなく」な印象です。
遠目では元気に見えますが所々茶色く傷んでいます。
荳ふくろうのご近所のダイソーは植物の管理がイマイチです。
この子をお迎えするときに悩んで数日連続で様子を見に行っていたのですが、水やりの形跡がなくてカラカラでした。(水やりは表面が乾いてからっていうけど、流石に乾きすぎでは?)
だからスパティフィラムが乾燥に耐えていたことに驚きました。ただ葉にダメージがあるのを見ると、傷む寸前だったとかかな?とも感じます。元が水を好む性質がある植物なので管理は慎重に行いたいと思います。
■今回の栽培方法
ハイドロボールを使った「半水耕栽培」で育てます。
100円均一のアイテムを組み合わせ二重鉢での腰水栽培方式にします。
専用鉢ではないので失敗する可能性があるのと、土から水耕栽培へ移行する際、根の環境が大きく変わるため、適応に時間がかかり最悪枯れる場合もあります。
そうならないように、気をつけます。
■使用アイテム
使うアイテムはすべて100円均一で揃えました。
- スパティフィラム 税込330円(ダイソー)
- ハイドロボール中粒 税込110円(ダイソー)
- 丸型タッパー 税込110円(元から家にあったもの。多分ダイソー)
- 鉛筆立て 税込110円(セリア)
- 鉢カバー用のカゴ 税込220円(ダイソー)
総額 880円
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ハイドロボールはセリアにもありますが、粒が小さく扱いやすく感じたダイソーの物にしました。
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丸型タッパーは元々家にあったものですが、ダイソーの現行品「スクリューパック900ml」と同型です。
蓋の色は違いますが、裏の品番が同じでした。
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えんぴつ立ては 「ウィズ539丸」という製品です。
勝手に「えんぴつ立て」と呼んでいますが、本来の用途は不明です笑
ダイソー、キャンドゥにも取り扱いがあるようですが、自分はセリアでしか見たことがありません。
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側面は良い感じに穴が空いていますが専用鉢のように底に穴はなく、植物にどう影響を与えるのか不安な点でもあります。
丸型タッパーとえんぴつ立ては重ねて2重鉢にして、水を貯めて使います。
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鉢カバーはダイソーの「ロープ水草バスケット」です。
こちらは220円のアイテムです。
母に渡すのにタッパーのままだと見栄えが悪いかなと後日買いに行きました。
あと、鉢に貯めた水に直接日光が当たるのを避けるためというのもあります。
ただ、少し大きい。

■植え付け
【ハサミの消毒】
植物の剪定に使うハサミを消毒します。
植物の切り口に菌が入り、病気などによるトラブルを防ぐためです。
専用のアルコールがなかったので、手の消毒剤で代用しました。(だから効果は不明)
【ハイドロボールの洗浄】
えんぴつ立てとキッチン用排水ネットを用意します。
えんぴつ立てに排水ネットをかけます。
そこにハイドロボールを入れます。
使う量、今回は8分目まで入れました。(ただ足りなくて、あとから足しました。)
ハイドロボールを入れた排水ネットごと取り出します。
ハイドロボールが零れないようにネットの口を縛り、丸タッパーの中で洗います。
ザルを持っていないので、この方法を使っています。
だいぶ汚れています。
洗浄完了です。
【株の洗浄】
土栽培から水耕栽培に移行するので、株についている土を取り除きます。
土飛び散り防止のため、作業はスーパーの袋の中で行いました。
株を鉢から取り出し、袋の中で土を落としていきます。
やはり土にはほとんど水分が感じられません。自分は屋外でしか土を使わないので分からないのですが、観葉植物の土ってこれが普通なんでしょうか?
とりあえず、土を落とし終わりましたがまだ残っています。
水洗いしていきます。洗面器に水を入れ洗いました。
だいぶ綺麗になりました。お風呂に入っているみたいで気持ち良さそうです。
【株の殺虫】
害虫がついている場合があるので、更に洗浄します。
この方法は水が苦手な植物や繊細な植物には向きません。ダメージを与える場合があります。
洗面器の水の中に食器洗い洗剤を数滴入れます。
そこに植物を漬け置きします。
今回は目視では虫がいなかったので短めで10分漬けました。
パッと見は害虫は見当たりませんが、見落としやすいので自分は毎回この方法をしています。ただ、水や薬剤に浸けている状態なので、過去にダメージを受けてしまった植物もありました。
今回は10分でしたが、虫がいる場合は30分ほど置きます(ただ、それでも駆除できない場合もあったり…)
【植え付け】
植え付け準備が整いました。
根を見ると、健康そうです。
植え付ける前に、傷んだ葉や根を取っていきます。
傷んだ葉は根元でカット、黒く変色した根もハサミで切り取ります。
そしたら次は植え付け作業に入ります。
えんぴつ立てにハイドロボール(湿らせたもの)を使い植物を植え付けます。
鉢ギリギリまで入れました。カビ防止のためです。
一般的にはウォータースペース(1cmほど下げる)を取りますが、我が家の場合は風通しが悪いので凹みに空気が溜まりハイドロボール表面にフワフワのカビが生えやすくなります。
鉢ギリギリまで入れることで風の通りを確保して、少しでもカビの発生を抑えたいです。
【外鉢に水を入れセットする】
外鉢代わりの丸型タッパーに少量の水を入れ、そこに植えた鉢を入れます。
【鉢カバーにセット】
鉢カバー用のカゴに入れてみました。
雰囲気が変わり、涼しげな深いグリーンの葉が引き立ちます。
ただ、ちょっと大きいんです。
位置が下がると風通しが悪くなりそうで調整したので、次回の記事で綴ります。
▼後日、記事を公開しました。
■現在の管理(植え付け直後)
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▲植え付けから約1週間後のスパティフィラム。一気に新芽が展開してきている。 |
【水管理】
実はどうするか、悩んでいます…。
一旦は容器「1/3〜1/4の水」を入れ、「水がなくなったら足す」方法を取ろうと考えていました。
そしたら、葉が微妙に下がってきてしまった気がするんですよね。
植え付け直後のダメージで水の吸う力が落ちているからか、それとも暑さからなのか、極端に環境が変化したからか…心当たりがあり過ぎて、原因が絞れません。
ただ、グッタリしている様子はなく、新芽は植え替え翌日から成長しだしているし、根も穴から伸びてるのが確認できているし、どうしたものかと。
雨の日で気温がかなり下がったり、逆に夏日の日もあったりで、試行錯誤中です。
とりあえず、落ち着くまでは写真より少し水位を上げようかと考えています。
あとハイドロボールは白くなりやすいので、週に1〜2回、株の上からシャワーをかけて汚れを洗い流していく予定です。
【置き場】
少しだけ日が入る部屋の窓際に置いています。
(ただ、植え替え直後はデリケートなため、1週間は窓から離し日光を弱める)
部屋は、
- 午後にカーテン越しに西日が1〜2時間ほど入る
- それ以外の時間は午前中でも薄暗い
朝に光を当てられたらいいのですが、その位置に窓がないので仕方がありません。
ただ、サトイモ科の植物は問題なく育っているので(モンステラに葉の切れ込みが入っているから日光は足りていると推測)、スパティフィラムも大丈夫だと思います。
【肥料】
植え付け直後で株が弱っているので、当面は与えません。
3週間経ったぐらいから様子を見て、液肥を薄めてあげようと考えています。
■サイズ測定と今後について
植えた直後のサイズは約27cmです。(鉢含む)
この子とは秋までという期間限定の同居です。
母のところへ行く前に、荳ふくろうのところで枯れたり弱ったりしないか心配です。
初めて試す植え付け方法なので、水量など分からない部分があり、試行錯誤しながらの育成になるかと思います。
実家に行ったときに元気に育つことができるように、まずはこの子に水耕栽培の環境に慣れてもらえるようにお世話できたらと思います。
育てているうちにこの方法のメリットとデメリットが分かってくると思うので、実家に行くまでに最低あと1回は成長具合を記録できたらと思います。