【荳ふく日記】緑の手と放任の手
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世の中には「緑の手」を持つと呼ばれる人達がいます。
植物を育てることが得意な人、特に花や草花を育てることが上手な人を指す言葉だそう。
そしてその逆を「茶色の手」と言うそうです。
どんなに頑張って育てても植物を枯らしてしまう人のこととのこと。
なら私はきっと
「放任の手」の持ち主です。
何故なら本などで研究して手をかけ育てた植物より、放置している植物や種が飛んで他の鉢に増殖した株のほうが育っている気がするからです。
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育つならいいことのように思われそうですが、これも困りもの。
自分の意思や好みと関係なく植物が増えていくんです。
特に代表例が観葉植物です。
例えば切り花から根が出てくると可哀想で捨てることも出来なくなります。
そしたら増えていき、いつしか家の住人になっています。
まず今困っているのは切り花で買ってきたポリシャス(多分品種はバタフライ)
花より枝物は持ちがいいので購入したのですが、小まめに水換えをしていたらいつのまにか根が出てきました。
次に1年前(2025年梅雨)に切り花にしていたヤマアジサイ。
こちらも根が出てきました。
冬に落葉し水換えしながら様子を見ていたら、水中で冬を越し今に至ります。
これ一部水中化(水草化)してるのでは?
アジサイの水中化って聞いたことないから、仕事が落ち着いたら試してみてもいいかもしれない。
次は切れ端から根が出たポトス・ライムコンパクト。
実家の母から「ポトスが欲しい」と言われ、この株の親株をあげました。
その際
「保険に荳ふくろうの家でも育てておいてほしい(母は自身が枯らす自覚あり)」
と、母から言われたので数センチだけ切り取り瓶に挿しておきました。そしたら根が出てきたんですよね。
ポトスだから当たり前か〜と思っていたら母から連絡が来ました。
「親株を枯らしちゃった」と…
母よ、枯らすほうが難しい植物らしいよポトスは…。
次はヒメモンステラ。
これも母から「ヒメモンステラが欲しい」と相談され、親株をあげました。
その際にポトスと同じで一部を保管しておいて欲しいと言われました。
…もう予想つきますよね?
母に渡した株は枯れ、私の家に保管していた枝からは根が出てきたんです。真冬でも暖房も電気もない部屋に保管していたのにです。
しかも、親株になかった葉の切れ込みが、幼苗にも満たない挿し穂のこの子からは出てきています。
ちなみにヒメモンステラもポトス同様、超初心者向けの植物です。
そして母はこの保険株達を受け取り拒否しています。
枯らす自信があるからだそうです笑
でも、うち置き場ないよー!
とはいえ捨てるのは可哀想。
こんな株がここに載せている以外もあるので余計に溜まっていくのです…。
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そんなで置き場がなく困り果て「週に10時間ほど」しか日の当たらない環境で育てるしかない状況にいます。
1日と打ち間違えたとかではなく本当に「週に10時間だけ」の日照です。(実はゼロだったの週も…)
それ以外は蛍光灯の光もなく暗闇。
耐陰性が高い品種とはいえ日当たりは必要だから、この子達はなんで育っているのか同居人の自分からしても本当に謎です。
とはいえ、この状況改善してあげたい。
暖かい季節はもう少し日が入るはずなのでマシになりますが、仕方ないとはいえ虐待みたいで心が痛んでいます。
体調と仕事が落ち着いたら方法を考えたいです。
でも、まずはポリシャスをどうするか考えないと。
無理に緑の手を目指すより、放置の手を極めたほうが植物にとっていい気がする今日この頃です。
■今日紹介した植物












