【荳ふく日記】​アロカシアの洗礼(後編)| 葉が黄色く落ちた!アロカシア・パラソルの半水耕栽培

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こんにちは、荳ふくろうです。

前回の記事の続きです。

▼前回の記事

アロカシアの洗礼(前編)| 葉が黄色く落ちた! 万年初心者が挑む「アロカシア・パラソル」の半水耕栽培

2025.11.6(荳ふく日記)


9月に初めてお迎えした『アロカシア・パラソル』

▲夜に園芸店から届き、翌朝には葉が黄色くなったアロカシア・パラソル

家に来て半日で葉が黄色くなるという、まさかの“洗礼”を受けました。


🌿リスク承知の植え替え|土栽培→ハイドロボール半水耕へ🌿

▲ハイドロボールによる半水耕栽培に植え替えた様子(2025.9.24)

繊細な品種の植物は、環境の変化だけでもダメージを受けることがあります。 

季節的にも植物の成長が止まる冬へと向かうため、一般的には、

「環境に慣れるまではそのまま管理」

「根は崩さず、同系統の用土で鉢増し程度」

が推奨されているのではないでしょうか。


でも荳ふくろうは、

「有機質の土の管理に慣れていない」

「半水耕栽培への移行を予定していた」

ことから、このまま冬越しさせるのは難しいと感じました。


"我が家は風通しが悪く有機質の土ではカビさせてしまう"可能性が高いです。

アロカシア・パラソルの状態には不安を感じますが、予定どおりハイドロボールと二重鉢による「半水耕栽培」方式で植え替えを行いました。  

※枯れるリスク承知で、自己責任での植え替えです。


今回使ったアイテム


・[内鉢]Sすごい根 サークル鉢
・[外鉢]透明容器(家にあったもの)
・[用土]ダイソー ハイドロボール(中粒)

■植え替えの様子

【土を落とす】

半水耕栽培にするため、土を完全に落とします。


スーパーの袋の中で作業。
この株の根張り具合は普通な印象です。
およその土を取り除いたところ。


作業中、芋が取れました。


採取し洗浄しました。


別のポットに植え付けて管理します。
時間ができたら、改めて別記事で綴れたらと思っています。

❖❖❖

【株の洗浄】

大方の土が落とせたら、水で洗浄します。


土が残るとハイドロボールで根腐れの原因になるため、可能な限り取り除きます。
9月で水道水の温度も下がっておらず大丈夫そうなので、このまま洗います。
※今の季節(11月)の水温だと地域によっては傷むかも。

黄色くなった葉や傷んだ根も取り除きました。


綺麗になった状態。


次に「食器洗い洗剤を溶かした水」に15分ほど漬け置き。 


害虫対策として行いました。
ハダニには効果がありそうですが、カイガラムシの場合はあまり効かない印象です。  
品種によっては葉が痛むこともあるので、株へのダメージを抑えたい場合はしないほうがいいかもです。

▼関連記事(洗剤漬け置きで葉が傷んだフィカス)

お花屋さんで根腐れしてたフィカス・ティネケ

2025.6.27(荳ふく日記)


これで洗浄は完了です。


❖❖❖

【植え付け】

「すごい根鉢」に洗浄したハイドロボールで植え付けます。


今回は“深植え”にしました。
理由は、アロイド系(サトイモ科)の植物は成長とともに株が持ち上がってくる傾向があるためです。

我が家ではアロイドを数株育てていて、普通の深さで植えたところ、根が張るにつれてハイドロボールから浮き上がり、根がむき出しになってしまいました。 
 
▲株が持ち上がってきてしまったフィロデンドロン・グロリオーサム。根が乾燥して傷んでいる


写真のフィロデンドロンは生育には問題は出てはいないものの、むき出しになった根が乾き傷んでしまったことや見た目に不安定です。

今回はその反省を踏まえ、深めに植え付けました。

❖❖❖

【植え付け完了】  


あとは植え付けた株を水を入れた外鉢にセットします。


■水と肥料管理

【水管理】

メネデールを入れた水を外鉢に入れて管理。

当面は、内鉢「すごい根」鉢の5〜4分の1程度が水に浸る量を目安にしました。

気温の変化や株の様子を観察しながら、ここからちょうどよい水量を模索していきます。


【肥料管理】

植え付け直後は投与せず、2週間経って問題がなければ肥料を投与。

使用しているのはハイポネックス「キュート(観葉植物用)」

▼使用している肥料[楽天PR]


■置き場所

居間のテーブルに置いています。  

ですが、日が入らないため"アロカシアには適さない環境"です。(天井照明はあり)


🌿適さない置き場に置かざる得ない訳🌿

我が家は古い物件で暖房が効きづらく、防犯上の理由もあり窓を開けるのが難しく、日が入る部屋も限られています。

唯一日が入る部屋は、朝晩と日中の気温差が激しく、冬場はかなり冷え込みます。  

この家の環境に慣れていないアロカシア・パラソルには、耐えられないと判断しました。

場所移動を嫌うアロカシアにとっては、日が当たらなくても冷え込みが少ない居間の方が、冬越しにはリスクが少ないと考え、一旦は居間での管理を決めました。


■その後の様子(2025年10月17日)

葉が黄色く垂れてきてしまいました。

原因は肥料の調整ミスか、アロカシアの特性かもしれません。

数日前までは順調でしたが、秋の成長のラストスパートを狙って肥料の量を少し増やしたところ、パラソルだけでなく他の植物も調子を崩しました。

中には根腐れさせてしまったものも…。

※その植物については、後日綴ります。


パラソルに関しては、葉が落ちただけで根にはダメージは出ていません。

アロカシアは「環境の変化で葉を落とし、新たに環境に合った葉を出す」性質があります。  

ただ、日に当てていないためか、新芽が展開する気配はなく…心配ではあります。

とりあえず、古い葉を取り除きます。


葉っぱが3枚にまで減ってしまったけど、大丈夫かな?


■その後の様子(2025年11月12日)

目立つ変化はありません。  

前回の記録の数日後、急な寒波が来て気温差が5度以上ありました。(前日24℃ → 翌日18℃というように)

お家に来て間もない胡蝶蘭はダメージを受け、荳ふくろう自身も体調を崩してしまいました。

家主なのに頼りない…。  

それでも、パラソルは耐えてくれました

葉を落としてからは次の落葉もなく、安定してきたように感じます。

根は成長していて、内鉢の隙間から飛び出すように伸びてきています。

ただ、新芽はまだ出る様子はありません。

というより、春までは期待できないと思います。


■まとめ

万年初心者が栽培に挑戦中のアロカシア・パラソル。
 

順調かどうかは微妙なところですが、根の状態を見る限り、なんとか大丈夫そう?(と思いたい)です。

問題はこれから迎える冬。
今年は昨年より寒くなると聞いているので、今から戦々恐々としています。

手探りではありますが、冬越しできるようにお世話していきます。

▼関連記事(この記事の前編)

アロカシアの洗礼(前編)| 葉が黄色く落ちた!万年初心者が挑む「アロカシア・パラソル」の半水耕栽培

2025.11.6(荳ふく日記)


【関連リンクまとめ】

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今の季節(11月から栽培)だと寒さな苦手なアロカシアは育成難易度が上がります。
けれど、植物はタイミングを逃すと次の入荷がいつになるか読みづらいです。
気になる方は、暖かい環境を整えた上でのお迎えをがおすすめです。