【荳ふく日記】花開く小さな宝石|ミディ胡蝶蘭「リトルジェム」根腐れ状態からの水耕栽培

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こんにちは、荳ふくろうです。

涼しくなってきたというのに連日の病院通いで逆に体調を崩してしまい、植物の記録がすっかり滞っています。

まだブログに登場していない子たちもいて、ガジュマル、プミラ、アロカシア、フィロデンドロン・グロリオーサム、ベゴニア・流れ星などなど…。


こんな風にブログを綴る時間がないほどに日常生活や家にある植物の管理だけで手一杯。

なので、今年は新たに観葉植物が増えることはないだろうと思っていました。

が、そう思っていた数日前、思いがけない出会いがありました。


🌿出会いは突然。スーパーの特売品の胡蝶蘭🌿

処方薬を受け取りにイオン併設の薬局へ向かった日のこと。

ついでに夕食の材料を買おうと食品売り場に行くときにお花売り場を横切ると、特売の胡蝶蘭が目に飛び込んできたんです。  

価格はなんと980円

入荷したての株です。蕾がたくさんついています。

頭が痛くてフラフラしていたはずなのに、胡蝶蘭を見た瞬間、なぜか意識がシャキッと…。

好きなものを見たときに元気になる、オタク特有のあれですね。

もしかして、植物オタクになりかけてる…?

しかも、スーパーの売り場で出会うなんて完全に油断していました。


荳ふくろうの地域のお花屋さんやホームセンターでは、胡蝶蘭は見切り品でも1000円以上が当たり前。

たまに500円以下の株も見かけますが、瀕死状態で素人には手が出しづらいものばかり。

それが今回は、入荷したての株でこの価格。

育ててみたいと思いつつ、価格と難易度で手が出せなかった私には、まるで何かの導きのように感じてしまい…。

ということで、頭痛も忘れ連れて帰ってきてしまいました笑  

置き場がないことに気づいたのは、帰宅してからです。後の祭りですね。


とはいえ、テンションが保てたのは束の間。  

頭痛とだるさがぶり返してきてしまい、夜も遅いのでこのまま休むつもりでいました。

株も数日は何もせず置いておくつもりでした。

初心者がいきなり植え替えるのもリスクがあると思ったからです。

ただ、葉にトラブルらしきものを発見…(後述)

夜な夜な植え替え作業をすることに…。




■今回の苗のご紹介(2025年10月8日)

Kalala

カララウッド(Lサイズ)

品種:ミディ胡蝶蘭「リトルジェム」  

購入日:2025年10月8日


胡蝶蘭で有名な株式会社リーフさんのカララシリーズの商品です。

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リトルジェムミディタイプの胡蝶蘭

紫がかった白の花びらに赤紫のリップ。胡蝶蘭らしい華やかで上品な色合いが特徴の品種です。

「小さな宝石」を意味する名前にピッタリです。

園芸品種の名前って、ロマンティックなものが多いですよね。

この胡蝶蘭は恐らくアソート入荷で、売り場にはリトルジェム以外にも魅力的な色合いの株が並んでいました。

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【葉の状態】


  • 葉は7枚
  • 所々小傷破れあり
  • 葉の1枚に妙なテカリを発見

店頭にはリトルジェムが2株ありました。

もう一株のほうは葉が6枚(うち1枚は葉書色に変色)だけだったので、葉の多いこの株を選びました。


で、問題はここから。

帰宅後に葉を見ると、妙なテカリに気づきました。

▲写真では乾いているように見えますが、実物は湿ったものが付着しています

ビニールカバーの蒸れか温度差による結露かと思いましたが、症状が出ているのは1枚だけ。

しかも触ると少しヌメリも感じます。

観葉植物の葉に不自然なテカリがある場合、まず害虫を疑います。  

ハダニやカイガラムシの分泌物の可能性など…。胡蝶蘭のことはよく分かりませんが、もしかしてあまり良くない状態なのでは?

「よく分からないけど、虫だったら怖い。 」

というのが、体調が悪いのに急遽植え替えることにした理由です。


【根の状態】


  • 鉢カバーに水溜めっぱなし
  • 水苔仕立て。水びたしでグチョグチョ状態。
  • 根はしっかりしている印象。ただ、ポットから出してみないと正確な状態は分からない。
これ、根腐れしているような…。

ポットが変形するぐらいしっかりと根が成長していますが、問題もあります。
鉢カバーに水が溜まりっぱなしでした。
水やりしたあとに水を捨ててないのか、それとも水切りをしてないのか…。
スーパーの売り場では、水気を丁寧に切るのが難しいのだと思います。
根腐れしてないか心配です。


■植え替え作業

水苔栽培から水耕栽培に一時移行します。

ただ、冬場に暖房が効かない我が家では、胡蝶蘭の長期水耕栽培は難しいと感じるので、冬前までが限界だとは思っています。(冬までに違う方法に移行予定)。

今回は「胡蝶蘭の愛好家あともすさんのYouTube動画」を参考にしました。

▼YouTube 「Phalaenopsis あともす胡蝶蘭 水栽培」

【100均】パスタケースで胡蝶蘭の水栽培


荳ふくろうは胡蝶蘭ド素人なのでとても役に立ちました。

環境や状態が全く同じには出来ませんでしたが、次のように進めました。


【作業】

1.株から水苔を取り除く。


スーパーの袋の中で、株をポットから外し水苔を取っていきます。

根に水苔がへばりつき、めちゃくちゃこの作業大変でした。


根はしっかり張っていました。

ただ、根の状態は微妙な気が…

黒い部分が目立ちます。

これ、根腐れですよね?

内側の軸も黒っぽいし、根も途中でスカスカになった状態で緑の根が生えているものが8割な印象です。

これは根腐れして復活?いや、新鮮な根が途中で根腐れ…?

今まで育ててきた他の植物と根の形状が大きく違うから、よく分かりませんが、胡蝶蘭ド素人視点では微妙な状態で根腐れしているように見えます。


ですが、あともす参考さんの動画によると、

「花付き株の水耕栽培への移行時は、基本的に根が傷んでても取り除かない(花がない株の場合は取り除く)」

とのことだったので、分からないなりにこのまま進めます。


2.石鹸水で洗浄(自己流、荳ふくろう付け足し)


こちらはあともすさんの動画にはない工程です。

ド素人判断なので、荳ふくろうの自己判断と自己責任でしています。

動画のとおり、水で洗うだけにしたかったのですが、この株は葉に妙なテカリとヌメった水気がありました。


急な植え替えの理由である害虫が潜んでいる可能性です。

虫は発見していませんが、観葉植物で何度か見落とした経験があるので油断できません。

万が一害虫がいてハダニだった場合は、それなりに石鹸水は効果がある気がするので、株へのダメージ覚悟で石鹸水につけます。


ちなみにカイガラムシだった場合は洗剤水はあまり効果がないです(株が傷むだけの可能性も…)

洗剤水につけながら、取り切れなかった水苔も取っていきます。

洗い終えた様子がこちらです。

元の根の様子が分かりやすくなりました。


一般の観葉植物感覚だとこの状態は結構ダメージがある判断になると思います。黒い部分が多いし。

胡蝶蘭の場合はどうなんでしょうか?

ここでも他の植物と勝手が違う気がして、判断は難しいです。

気になるものの、完全にスカスカになっている根以外は動画の通り根は弄らず進めます。


3.空きビンに入れる


元々付いていた支柱に下部が浮くように固定し、ビンに入れます。

ビンは数年前にダイソーで購入した300円の保存瓶です。

キッチンハイターで殺菌しました。

そして半分ほど水を入れて植え替え作業完了です。


花がついていない株で根を整理をした場合は乾かしてからこの作業を行うそうですが、花が付いている株にそれをすると蕾や花が傷んでしまうそうで、この状態で水を入れるそうです。


■水管理


動画によると、

  • 水は3日貯めたまま、その後、水を捨てて2日乾かす  
  • 花芽がある場合は乾かす時間を短めに(半日〜1日)


あくまでも目安であり、品種や株の健康状態、環境で調節してくださいとのことでした。

荳ふくろうの家はマニュアルどおりが当てはまらない場合が多いので、動画を参考にしつつも変えないといけないかもしれません。


ちなみに、他数名の水耕栽培されている方を見ると

  • 「毎日乾湿繰り返す」方法
  • 「水を貯めたまま、週1回水を出す」方法

など、育てる人によって差があるように感じました。

きっと正解はないんだと思います。


荳ふくろうの認識違いや見落としがある可能性があるので、詳しくはあともすさんのチャンネルのご視聴ください。

▶【YouTube】胡蝶蘭の水耕栽培のコツを発信されている、あともすさんの動画チャンネルはこちら


■数日後(2025年10月10日)


蕾が開いてきました。今のところ大丈夫そう??

気になっていた根っこの傷みも、今のところは進行していないように感じます。


■最後に


胡蝶蘭には詳しくないけれど、動画のおかげでなんとか植え替えられました。  

届かないかもしれないけど、あともすさんありがとうございます!

あとは、私がちゃんと管理できるかどうか。  

それと根の黒い部分をどう対処するかも課題です。

そして、我が家の環境がこの方法に合うかどうかも。

植物も人間と同じように個体差があるし、家ごとに環境も違います。  

一般的なマニュアルがうまくいかないこともあるので、動画などを参考にしつつ、植物の様子を見ながら柔軟に育てていけたらと思います。


小さな宝石という意味を持つ胡蝶蘭「リトルジェム」。  

この子が、我が家の日常にそっと馴染んでくれるよう、手探りしながら育てていきたいと思います。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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