【荳ふく日記】E.T.は植物学者だった!?あのシーンに隠された裏設定をゆるーく語る

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※この記事は、映画『E.T.』のネタバレを含みます※


こんにちは、荳ふくろうです。

体調不良から回復したと言いたいところですが、現在も不調気味です。

だから植物のお世話は放置気味…


ということで、最近観たファンタジー作品について綴ります。


取り上げる作品は『E.T.』

先日、金曜ロードショーで放送を視聴しました。

今なお人気の高い不朽の名作ですが観たことなかったんです。

なにせ、自分が生まれる前の作品ですし。


ゆっくり観たい作品ではありましたが、放送を知ったのがその2時間前…

用事やら仕事やら片付いてない状態だったので“ながら視聴”になってしまいました。

そのせいか物語が飛び飛びで入り込めず、感動もあまりなくて…勿体ないことをしてしまいました。


ただ、所謂"ながら観"でも気になったシーンはあります。


■E.T.はどうやって生き返った?

これ、同じこと思った人いませんか?

物語の後半で、

"E.T.が一度死亡したにも関わらず、何故生き返ることが出来たのか?"

それが分からなかったんです。


理由を見逃したとか?

自分の理解不足?

それとも特殊な生態とか?

あの胸の赤い光は何?


ファンタジー作品お決まりの"奇跡的なもの"なのか?と感じつつも、ポケモン映画『ミュウツーの逆襲』がアメリカ公開時に"とある文化背景から内容が改変された出来事"を思い出しました。


作中、E.T.と同じような奇跡的な事柄が起きるシーンがあるのですが、

「アメリカでは文化的にその奇跡が理解できない」

となったそうなんです。

それでオリジナル版にはない"補足による改変"などが入りました。

当時、子どもながらにカルチャーチョックを受けた記憶がありました。


今回のE.T.が説明もなく復活するという展開は、捻くれた見方をすれば"ご都合主義"とも取れます。

アメリカ人監督は感覚的に採用しないのでは?

それでネットで大真面目に調べてみました。

大真面目にです。


◆結論◆

なんか「奇跡」が起きたっぽい?


そない簡単なことある!?と突っ込みましたよ笑


小説版「E.T.」W.コツウィンクル・著/池央耿・訳に詳細が書かれているようです。

ざっくり要約するとこうです。

「何故か奇跡的に仲間とコンタクトがとれ、それにより生き返ることができた」

真面目に考察していた荳ふくろうの時間は一体…


ただ、この小説版は絶版のようで、新装版は作者と訳者、さらに出版社まで違います。

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表現などが変更になっている可能性もあり、実際に読まない限りはハッキリしません。

▼新刊。2021年に新しく出版されたノベライズ本。


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そんな中、E.T.が生き返った理由より興味を引いた話題がありました。  


■E.T.の職業

E.T.はなんと「植物学者」だそうです。


植物学者…それは荳ふくろうの憧れて止まない職業。

「E.T.さん、友達ニ、ナッテクダサイ!笑🦉」


これまた映画の中では明言されていませんが、スピルバーグ監督のインタビューや、ノベライズ小説には「植物学者」と説明があるらしいです。

日テレの「続きはHuluで」ならぬ、小説で伏線を回収していくシステム…

(ふざけて書いてしまいましたが、E.T.に関しては、監督が意図的に"子ども目線の体験表現"として細かな説明は排除したように思います)


荳ふくろうが見逃した映画冒頭に(E.T.が街を眺めるシーンから観た)、植物を採取している場面があり植物学者とまでは分からなくても植物目的で地球に来訪したことは分かるようになっています。


話は戻り、こんな風に植物をテーマにブログを書いている身として、急に親近感が湧いたわけで。

E.T.の生死よりも植物って、おい。

だって、植物を探しながら宇宙を飛び回るなんてかっこよくないですが?

ワクワクします!


ということで、もう少し深掘りしてみました。


■E.T.は何故地球の植物を研究していた?

E.T.達は地球の植物を調査する目的で訪れていたとされています。

ただ、詳しくは分かりませんでした。

これも他と同じで小説では明かされているスタイルかもしれません。


では、E.T.自身にとってその研究はどんな恩恵があるのでしょうか?

荳ふくろうの脳みそは「さぁ?なんでだろね」と他人事思考過ぎたため、AIに聞いてみました。


  • 生態系の比較研究自分たちの星の植物と地球の植物を比較することで、進化や適応の違いを学ぶ。
  • 医療・生命維持技術への応用:地球植物の特性を、自星の環境や生命維持に活かす可能性。
  • 文化的・精神的価値:植物の美しさや生命力に、宇宙人なりの感動や価値を見出している可能性。


ネットの情報では「絶滅の危機にある植物を採取し保護するため」というのも見つけました。

もし、そうだったら、自分達には大きな利益にならないのに未知の星にやってくるわけだから、彼らの植物にかける情熱には驚くものがありますね。


■E.T.の故郷の星には植物があるの?

映画では描写はありませんが、こちらもノベライズ続編「グリーン・プラネット」W・コツウィンクル/細田利江子訳で、"植物に満ちた星である"とされています。 

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ちなみに、こちらも絶版なようですね。


ほか、テーマパークUSJの「E.T.アドベンチャー(現在アトラクション終了)」にも登場していたとのこと。


E.T.たちはその星で植物を育て、研究し、銀河を旅して他の星の植物を採集しているという設定もあるようです。

あと、前項の金曜ロードショーの引用のとおりE.T.には"水かき"があります。

ということは、水が存在する星の可能性が高いのではないでしょうか?

身体に水かきがあるということは、日常的に水中を移動していることが考えられるので、地球より水の豊かな場所であるとも可能性が高いです。

河童の親戚とは考えられないし。


ノベライズ本にはきっと解説があるでしょうから、とても気になります。

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■E.T.に渡した鉢花の花の種類は?

作中、E.T.の生命反応と連動して枯れたり蘇ったりする鉢花が登場します。  

このお花の種類、なんだと思います?

公式には明言されていません。


公式の画像は著作権的にブログに貼るのが難しく感じたので、AIに描いてもらいました。

▲AIに描いてもらったイラスト。花芯がないパターン

根元に正体不明の赤い粒があるところは、さすがAI画伯クオリティ。

場面で多少違うかもしれませんが(シーンで花芯があったりなかったりだった気が)、概ねこんな雰囲気だったはず。

黄色い花はタンポポに似ていますが、拳ほどのサイズで大きめです。


これを見ても、荳ふくろうの今の知識では「キク科」というところまでしか推測できていません。

映画のながら視聴で特徴を見逃していることもありますが、あまり日本の園芸店では流通が少ない品種に感じます。

何故そう思うかと言うと、荳ふくろうは小学生の頃、週1ペースでお花をお店に見に行っていたぐらい園芸種を見ていました。

そのハマりようは子どもなのに園芸雑誌を買っていたぐらい、お花を見るのが好きだったんです。(見る専門なので、育て方の知識はゼロ笑)


そんな自分でさえ、

  • 小型〜中輪だけど背丈は低め(または矮性)
  • フワフワ咲くタイプの菊に似ている

という、特徴を持つ花は店頭で見た記憶がありません。

この「背丈低めの割にお花にボリュームがある」点が悩ましい点なんです。

今でこそ品種改良で八重咲きやフワフワやポンポン咲きの品種は増えましたが、昔の映画公開当時だと一重咲きのお花が主流だったんじゃないでしょうか。


というわけで、Google検索に頼ります!


候補に出たのは、

  • ポットマム(菊)
  • クリサンセマム・マウントオービスク 
  • ジニア(百日草)

やはりキク科なことは間違いないようです。


さっきも書きましたが、中心の花芯があるときと無いときがありました。

金曜ロードショーのXのツイートのクライマックス写真には、花芯があるタイプのものが映っていますね。

今のところ断定できず。


もし興味がある方がいましたら、ブログの最後に楽天の商品リンクに写真が載せてるので比較してみてください。


ちなみにダリアにも似ていると思いますが、大型のイメージがあったので、今回は候補から省きました。


次に「花言葉」も調べてみました。


🌼キク(菊)の花言葉

「高潔」「真実」「永遠の命」


🌼クリサンセマム・マウントオービスク

「高貴」(キクと同一の様な印象)


🌼ジニアの花言葉

「遠くの友を思う」「幸福」「変わらない愛」「絆」


これ花言葉の意味だけならジニアで決定では?

「遠くの友を思う」とか、E.T.の結末にピッタリじゃないですか。

しかも、「変わらない愛」「絆」って…

偶然にしては出来すぎています。


でも、見た目は菊とかクリサンセマム・マウントオービスクのほうが近い気がします。

調べるほど分からなっていく…。


その後、さらに謎を呼ぶ事態が起きます。

少し前に発売された「E.T.ビジュアル・ヒストリー完全版」のパッケージには、なんと全く別のお花「ガーベラ」が使用されているではないですか。


どう見ても、作中の鉢花と違う!
キーアイテムなのに…。

公式よ、作品に愛はあるんか?


こんな風に公式商品がアバウトなので、もしかしたら種類とか花言葉とか、あまり作品と関係ないのかもしれません。

というか、造花だったりして。

スピルバーグ監督のみぞ知るということです。


■次は真剣に観たい作品

ながら観だった『E.T.』。

物語には入り込めなかったけれど、後から調べてみたら、植物学者という裏設定があることを知り、思わぬ興味が湧きました。  

結果、なんで"ながら観"しちゃったのかと後悔が深まりました。

E.T.と連動していた鉢花の種類や花言葉、地球植物を研究する理由、宇宙における植物の可能性など、植物好きとしては見逃せない要素が詰まっていたのに…


けれど、入り込めず感動できなかったことも、ながら観で内容が飛び飛びなことも受け止めつつ、自分の興味のある視点からでも掘り下げてみる。  

それだけで、また違う作品の楽しみ方が発見できた気がします。


ただ、やはりながら観はダメですね笑

またいつかテレビで放送したときは、画面の前を陣取って物語の世界に浸ろうと思います。


最後に、記事冒頭のアイキャッチの画像

自転車の少年の前かごを、よーく見てみてください。

何か未知の存在に気づくかも笑


■お家で「E.T.」作品やお花を楽しんでみませんか。

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